ヨガインストラクター

相澤恵

相澤恵のプロフィール詳細です。

キャリアサマリー

相澤恵

1996年、神奈川県生まれ。幼い頃から料理と踊ることが好きで、学生時代はチアダンスに打ち込む。縦社会・競争社会で培われた価値観のまま、新卒で就職したオーストラリアにある会社で挫折を経験し帰国。絶望の中なんとなく始めたヨガを通じて、比較したうえでの評価ではなくありのままの自分や世界を受け容れることを学ぶ。アーサナ(ポーズ)の練習を重ねるごとに、ヨガマットを離れた日常生活においてもポジティブな心の変化を感じられるようになる。

ヨガで学んだ、自分と世界を愛することの大切さや方法を世の中に広めるべく、オーガニックやヴィーガンなど健康や環境に配慮された食事を広める事業を立ち上げる。更に学びを深めるために、リラヨガ・インスティテュートにて全米ヨガアライアンス200時間ティーチャートレーニングを修了。自分がやりたかったのはこれだったのだ!と確信を得る。

現在はリラヨガ・インスティテュートにてレッスンを担当するほか、自宅スタジオでのプライベートレッスンを実施中。ヨガの後に楽しめるヴィーガン料理教室も近日スタート予定。

趣味はサイクリングと植物を育てること。最近はキックボクシングにも挑戦中。

《保有資格等》
・全米ヨガアライアンス200時間ティーチャートレーニング(ヨガエバンジェリスト・コース)修了
・eCornell (コーネル大学 E-learning) Plant-Based Nutrition Certificate 2023年2月取得予定

メッセージ

「ヨガに出会う前、私は何か成果を出さないと自分の存在価値を認められず「自分を愛する」というのは到底難しいことのように感じていました。
ですが、今は日常の中にそのきっかけを簡単に散りばめることができると実感しています。ヨガのアーサナ(ポーズ)を練習することもそのひとつです。できなかったアーサナができるようになるという「結果」は、もちろんとても素晴らしいですが、その手前の「挑戦すること」そのものが、本当に素敵で認められるべきことだからです。

失敗も楽しんでしまうこと。チャレンジできた自分を褒めて、自分との信頼関係を築くこと。この先一生付き合っていく自分自身に、優しい言葉を贈ること。日常生活の中で忘れてしまいがちだからこそ、私のレッスンで特に大切にしていることです。きっとレッスン後、「頑張った自分、えらい!」とポジティブな気持ちを持ち帰っていただけるはずです!

また、ヴィーガンの食事法やおすすめのレシピなどについても、興味がある方はぜひ気軽にお話できれば嬉しいです♪
一緒に素敵な時間を過ごせることを、楽しみにしております。」

相澤恵先生のヨガ哲学小話

こんにちは!相澤恵です。プロフィールを読んでくださってありがとうございます。
きっと、リラヨガにはどんな人がいるのかな?という気持ちで見てくださっている方が多いのではないでしょうか。なので、リラヨガでとても大切にしていて、私も出会うことができて心から良かったと思える、ヨガ哲学の話で自己紹介させてください。

今から2,000年ほど前にインドで成立したとされる『バガバッド・ギーター』というヨガの根本経典があります。そこには、人々がより幸せに生きるための賢者たちの智恵が詰まっているのですが、その中でも私が特に大好きな言葉をご紹介します。
「執着を捨て、成功と不成功を平等のものと見て、ヨーガに立脚して諸々の行為をせよ」
大まかに表現するならば「どんな結果も恐れずに、行動しましょう」という意味です。私たちは一般的に、成功と失敗を比べたとき、失敗をネガティブに捉えがちです。なので、失敗することが怖くなり行動できなくなることがあります。でも、実際には成功しようが失敗しようが、それぞれでしか得られない経験があります。成功も失敗も同じだけ素晴らしいのです。「成功と不成功を平等のものと見る」とはこれを指します。なので、結果に執着せずに、とにかく行動してみよう、チャレンジしてみよう!という意味です。

「発明王」とも呼ばれる有名な発明家のトーマス・エジソンさんが「私は失敗したことがない。ただ、うまくいかない1万通りの方法を発見しただけだ」という名言を残していますが、まさにこのことです。望ましい結果が出なくてもポジティブな学びに変え続けた。そしてその経験値が、きっとどんな結果も受け容れられる自分を信頼する材料になり、失敗を恐れずまた新たな挑戦をし続けられたのでしょう。そのおかげで、現代でも必需品である電球など、数多くの素晴らしい発明をしてくださったのだと思います。

とはいえ、何かチャレンジをする前って「失敗したらどうしよう」と怖気付いてしまうことがありますよね。私はまさにそのタイプでした。
私は小さい頃からずっと、極度の方向音痴で迷子になるのが大得意でした。原因は明らかで、自分で地図を読む習慣がなかったのです。とても怖がりで、ずっと姉の背中をついて回っていたからです。小学1年生のある日、いつものように姉と2人で近所の図書館へ行った帰り道、姉が痺れを切らして「いつまでも私に着いてきたら地図を読めなくなるから、いい加減ひとりで歩きなよ」と私を突き放しました。ごもっともです。実際に私は地図を読めない大人になりました。しかし当時の私は「迷子になったらどうしよう」「家に一生帰れなかったらどうしよう」「死んじゃったらどうしよう」と、失敗する恐怖に支配されて、足が動かなくなりました。結局私は道端で号泣して懇願し、通行人の方々に心配されたため、姉は諦めて呆れながらも私を家に連れて帰ってくれました。

月日が経ち大学生になり、いよいよ方向音痴を直そうと決意しました。なぜなら、私は知らない方に道を頻繁に聞かれるのです。話しかけやすい顔なのか、どこに行っても尋ねられます。いつも懸命に案内するものの、なんせ方向音痴なので道案内スキルが乏しく、目的地まで連れて行こうとしても一緒に迷子になってしまうことが多々あり申し訳なく思っていました。なので、「道をよく聞かれる顔の持ち主として、方向音痴のままで良いのだろうか、いや、良いわけがない!」と、克服を決意しました。

そこでアルバイトで鍛えようと、自転車タクシーなるものを始めました。人力車の自転車バージョンのようなものが地元横浜のみなとみらい・中華街エリアにあったのです。運転手が大きな自転車を漕ぎながら、お客様2−3名を後ろの椅子に乗せて、観光案内をしつつ目的地までお連れする、というものです。
バイトの研修はあっさりしたもので、私は方向音痴のままタクシードライバーとしてデビューすることとなりました。なので最初は頻繁に道を間違えてしまい、私はその度に「せっかくお金をいただいているのになんて申し訳ないんだ」「私にはやはり向いていないのでは」とかなり落ち込みました。でもある気付きから、ある意味で開き直ることにしました。そもそも自転車タクシーに乗る方は、急いでいません。車の方がよっぽど速いからです。純粋に、楽しみたくて乗っています。なので、「道を間違えて遠回りしてしまったら、その分楽しんでいただこう!」と、遠回りしたからこそ見られる絶景スポットをご紹介して写真を撮ってあげたり、お話好きそうな方であれば話を振って盛り上げたりしました。すると、目的地に着き「遠回りして申し訳ありませんでした」と謝ると「むしろ楽しい時間が増えて良かった」「もっと乗っていたかった」「思い出をありがとう」などと必ず言ってくださり、心から嬉しかったです。

そのような経験を重ねていくと「迷子になったら、迷子になったからしか味わえない楽しみを自分で作れば良い」と思えるようになりました。なので、昔はひとりで遠出するのは怖くてできませんでしたが、海外などへ旅行に行き、迷子になって、ガイドブックにすら載っていない素敵な場所を発見するのが好きになりました。すると方向音痴も次第に克服できました。また、人生の道という意味でも、昔は絶対に失敗しないような道しか選びませんでしたが「やってみて失敗したら、失敗から得られる学びを見つければ良いから、とにかくやってみよう!」と、様々なことに足取り軽く挑戦できるようになりました。

どんな結果にも必ず意味があり、自分の意志でポジティブな学びを見つけることができます。そんな自分を信頼できれば、結果に執着せず、挑戦することを心から楽しめるはずです。
失敗も発見と捉え、研究を純粋に楽しみ続けた発明家のエジソンのように、どんな結果も楽しめる自分を信じてチャレンジし、人生を可能性の光で照らしていきましょう。

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