ヨガインストラクター

小池綾

キャリアサマリー

小池綾

幼少期からクラシックバレエを習い、高校卒業後、バレエダンサーを夢みて上京しバレエ団に入団。沢山の挫折やバレエ界の厳しい現実を目の当たりにし、数年後に退団を決意。

元々全身のコーディネートを考えるのが好きだったことから、退団後はファッション業界で16年間勤務。店内のレイアウトやお客様へのコーディネート提案をしていたが、出産を機に役職がなくなり仕事への熱が減少。このままでは成長しない自分になっていきそうと感じ退職。日々成長し輝き続ける母親になりたい!と思い、今までの自分の経験を活かせる事をやろうと心機一転。現在はフリーでヨガインストラクターのお仕事とvintage古着バイヤー・販売をしている。

ヨガとの出会いはバレエをやめてから5年後。全く運動をしなくなり、どんどん身体が重くなっていき一気に身体の衰えを感じたことで、美容・体型維持のためにホットヨガを始めました。妊娠を機にホットヨガから常温ヨガに変更し、呼吸やアーサナの深まり方がとても良いことに気付き、色々なヨガスタジオにレッスンを受講。その中でリラヨガのヨガに出会い、先生たち、レッスンを受けてる生徒さん達のレベルの高さに興奮・感動し、ここでヨガをもっと学びたいと思いRYT200を取得。

美容・健康目的の方はもちろん、スポーツ愛好者や向けやアスリート向けのヨガ指導にも力を入れている。

メッセージ

「こんにちは、小池綾です。私は長い間ファッション界にいましたが、ヨガとファッションは私達に与えてくれるパワーが似ていると感じてます。自分が『素敵だなぁ・かっこいい』と思ったファッションやヘアスタイルをしている人は本当にキラキラ輝いていて、美しく、自信に溢れてました。

ヨガ(リラヨガ)にもそんなパワーがあると感じています。ヨガのポーズは美しさを見せるものではありませんが、自分がとても気持ちが良いと感じて行うポーズ・深い呼吸ができている時、いつもより少し頑張っている時、挑戦したが失敗した時でも、その姿は本当に美しく輝いて見えます。

私はリラヨガのレッスンに通って、何度も先生たちに心も身体も綺麗に整えてもらいました。日々の生活で辛い事や前向きになれない時、今の自分に向き合えない時など…そんな時こそ、お気に入りのヨガウェアを持ってここでしか味わえない、心と身体の変化を一緒に楽しみましょう。もちろん男性のかたもっ!喋り好きの喋り下手ですが、どうぞ宜しくお願い致します。」

小池綾先生のヨガ哲学小話

インドの昔話にこんなお話があります。その昔ジャナカという王様に、アシュタバクラという家来がいました。アシュタバクラは、王様から「これをどう思うか?」と尋ねられると、毎回「起こることはすべて最高です」と答えます。王様はそんなアシュタバクラを信頼し、そばに置いていました。しかし、この二人の関係に嫉妬する家来がいました。 ある日、王様が手にケガをしてしまいました。アシュタバクラに嫉妬する家来が、彼に「王様のけがを、おまえはどう思うか」と尋ねました。すると、アシュタバクラはいつものように「起こることはすべて最高です」と答えました。その家来が「アシュタバクラは王様のけがを最高だと言っていました」と告げ口をすると、王様は怒ってアシュタバクラを牢屋に入れてしまいます。

その後、王様はほかの家来を連れて狩りに出かけます。狩りに夢中になった王様は、一人で森の奥まで入り、別の部族に捕えられてしまいます。そして、その部族の儀式で神様にささげる「いけにえ」にされました。ところが部族たちは、王様の手のけがに気づきました。傷があっては「いけにえ」としての価値はないということで、王様は解放されました。王様は城に帰るとアシュタバクラのもとへ行き、「おまえの言うとおり、このケガは私にとって最高だった」 と言って、牢屋に入れたことを謝りました。そしてアシュタバクラは「王様、起こることはすべて最高です。もし私が牢屋に入っていなかったら、狩りの間も王様のそばを離れずにいて、一緒に捕まっていました。そしたら、けがをしていない私は火あぶりになるところでした。ですから、牢屋に入られたことが最高だったのです。と言いました。

どうしても私たちは嫌なことや苦しいことがあると、ネガティブになってしまいます。でもそんな苦しいこともいつかは自分にとって最高の素晴らしい出来事になります!ポジティブに行こうという教えです。

私にもこんなことがありました。学生の頃は本当に肌が弱く、季節の変わり目で荒れたり、ニキビ肌ですごく悩んでました。ニキビは数日たてば治まるのでまだ気持ち的には大丈夫だったのですが、高校生になると紫外線のアレルギーになってしまい、顔に赤い湿疹がいくつもできてしまいました。周りの友達はぷりぷりの透明感たっぷりのお肌なのに、私はニキビと湿疹のブツブツ顔で鏡を見るたび絶望感でいっぱいでした。しばらく皮膚科でもらったステロイドの薬を塗ってたのですが、少しはよくなるのですが100%綺麗にはならず、、、でもお医者さんに言われるまま数か月塗り続けていたら、今度は最初よりも悪化してしまいました。今度は地元で有名な皮膚科に行きました。そこのお医者さんに、ステロイドが合わずに炎症起こしてます。と言われました。この場合薬は塗れなく、顔に蓄積されてるステロイドを出さなきゃいけません。ただ一度とびひのような症状になり顔面がただれます、半年から一年くらい。それを乗り越えたら綺麗になりますから。と言われ、私はその場で顔面蒼白になりました。 やはりお医者さんの言う通りに顔面ぐっちゃぐちゃにただれ、乾くと瘡蓋になり、喋ったり笑ったりするとその瘡蓋が割れてまた汁が出てただれて…の繰り返しでした。当時お付き合いしていた人からは他に好きな人ができたと振られ、人の目線が気になり学校は休みがちになり、将来バレエダンサーになりたいと思いながら夢中に練習していたクラックバレエのレッスンも、汗をかくと顔のひび割れが滅茶苦茶しみて痛くてレッスンも行かなくなってしまったり…と本当にどん底の時期でした。

そこから一か月くらい引きこもり生活を送っていたのですが、経過診察の時に先生から、いい感じにただれてるね!このままの調子で荒れさせたらどんどん良くなるよ!と満面の笑みで言われました。その瞬間少しポジティブな気持ちになり、そこから普段の生活に戻れるようになりました。別れた彼とは寄りは戻りませんでしたが、学校にも登校できるようになり、バレエのレッスンも一か月の遅れを取り戻すようにいつも以上に集中して練習もできました。ただどうしてもショッピングや友達と出かける気分にはなれなかったのでほとんどの時間はバレエのレッスンに捧げてました。そうするとめきめき上達して、バレエのコンクールで今までで一番いい成績をとることができました。この肌のトラブルが起こる前はバレエに全く身が入らず、遊ぶことしか考えてない親泣かせの非行少女だったのですが、これがきっかけで目が覚めて、自分がするべきことが再確認する事ができました。さらにお肌も9か月くらいでよくなり、以前よりも肌が強くもなり、紫外線やニキビで悩まなくなりました。今では肌トラブルも起らず生活できてます。今思うと、あの時の経験は私の人生を広げてくれました。

この『アシュタバクラ』の教えのように、嫌なことが起きた瞬間は、ああ最悪だ!とネガティブになってしまいますが、いつかその最悪な出来事は最高の出来事になるのだと感じます。当時は醜い自分の顔に本当に絶望しかありませんでしたが、この教えを知っていたらもっと早く絶望から解き放たれていたんだろうな…と思いました。 これからの人生、最悪な出来事や苦しい試練は必ず訪れます。でもその最悪な出来事はいつか自分を幸せへと導いてくれる!とポジティブに捉えると、少しは気持ちが楽になり、ワクワクしながら乗り越えられるのかもしれません。

関連情報

リラヨガ・インスティテュート講師陣一覧

吉田紗弥

ヨガインストラクター

小林可奈

ヨガインストラクター